19近年の看護師についての状況について
医療系の求人状況は変化無し
近年、医療技術の発達に伴い、医療現場においても人員についての合理化がなされています。
そのため、退職勧告や早期退職などが医療系の人員に対しても行われています。
もっとも、医療技術は進歩しても、その進歩は患者に対する治療に関するものであったり、医療事務に関する物がほとんどであるということができます。
したがって、医療看護の分野においてはそれほどまでに劇的な進歩がなされたということはできません。
そして、看護の分野においては、患者に対する生活のケアを行うことを業務としており、このような業務についてはその性質上機械によって行うことができず、人間にしか行うことができません。
したがって、医療器具の向上に伴う医療現場における人員整理が行われていても、看護現場においては直接的な影響はないということができます。
一方で看護師自身は転職しやすい状況が生まれています
そして、近年では看護師を対象とした求人サイトなどの他の病院への転職の方法が昔までの紹介のみであったものから変化が生じています。
そのため、雇用する立場である病院側について言えば、病院経営を行う上で必要不可欠な業務を行なっている看護師について転職する機会が恵まれるようになり、以前より簡単に人材が流出しやすくなっていることから、その流出を防止するために、現在雇用している看護師の待遇を上昇させようとします。
看護師の求人市場は売り手市場になっています
そのため、以前まではあまり高い条件であるとはいえなかった看護師の待遇も、給与面や勤務時間や福利厚生などの諸条件において非常に優遇されるようになりました。
したがって、現在においては、看護師の置かれている状況は以前に比べてだいぶ改善されていると評価することができ、この職につくことについては合理性が認められると言えます。